フリーランス女子3人ユニット、ことり会の活動報告ブログ

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ファッションカンタータに行ってきました!


おはようございます!椿屋です。
先週の土曜日、辻ヒロミ嬢と21回目を迎える
ファッションカンタータを観るために泉涌寺へ行ってきました。

ここは、以前、雑誌VOGUEの撮影でご協力いただいた御寺でもあり
JR東海の「そうだ京都、行こう」のポスターに採用された場所でもあります。
門から本堂までがけっこう遠くて、緑に囲まれた参道が癒しの空間でもあり
この時季に訪れると、めっちゃ気持ちのいい空気の澄んだお寺です。



今回のメインモデルは、杏。
特別ゲストが、水野真紀。
私のメインは、東京スカパラダイスオーケストラ
あの楽曲に、あの音色が大好きな私としては
生で聴けるだけで第興奮でしたー☆

今回は、夜の公演だったので
真ん丸な月が朧に浮かぶ空の白で、
音楽と衣装の美に魅せられるひとときを堪能。
神秘的といっても過言ではない夜空でした。

ちなみに、今年のテーマは「情熱」。
山本耀司のブランド「ワイズ」とのコラボレーションで、
京都コレクションとして4人の作家の和装が披露され、
中でも、私が心震えたのは、絞り工芸の藤井浩氏のキモノ。
椿柄のものは分割でも欲しい!と唸りましたー。
真緑と濃い紫のキモノも魅力的で、大興奮(笑)。
その他も、キッチュな色柄の美しいキモノに感嘆。

この日発表された作品は、翌日26日〜6月2日まで
京都駅ビル2階のインフォメーション前で展示されているので
期間中にお近くへお越しの機会がある方はご覧ください!
私もガッコー行くついでに立ち寄ってきます。

また、当日の感動を映像でも観られるとのこと。

来る7月13日(土)13:30〜13:54
BS-TBSファッションカンタータ特別番組

本当に息を呑むような作品がいくつも出てきますよー。
いまから録画予約、してください☆

改めて、和装の妖艶さにうっとりして
久しぶりにキモノ着たい!と思った夜でした。
翌日には、ことり会で「西村兄妹キモノ店」の浴衣会へ。
その模様は、来週、絵日記でご紹介しますのでお楽しみに♪
着付け、事始め&浴衣のおあつらえ会、お知らせ
 

3週まわって私の番がやってきました。
今回の担当は、小春です。

さて、ことり会メンバーの山田ねーさんも、辻ちゃんも自分で着物が着られます。
今度のことり会、せっかくだから着物でおでかけしよう〜♪
なんてときは、1人で着つけられない私だけ、
ねーさんに着させてもらっていたんですが、何だかなぁ。

別のところで、女子3人チームを組んでお仕事をしていたときも、
ほかの2人は着付けができて、これまた私だけ着付けできない…。

くー!なんだか悔しい!

ってことで一念発起。呉服屋に務めていた友人が教えてあげるよ〜というので
着付けを習うことにしました。

まずは浴衣から。この夏の祇園祭には、自分で浴衣を着て宵山へ行こう!
という楽しみな目標もたてました。


先週初めて行ってきたのですが、
まず浴衣を着る際に何が必要かということも分からない。

浴衣
肌着
腰ひも2本
伊達締め1本
コーリンベルト1本
帯板

が必要だと教えてもらいましたが、伊達締めってなに。コーリンベルトってなに。
というところから。アイテムの名称を習い、畳み方を習い、下準備の仕方を習い。

着付けを1人でするには、片手が離せなかったりするし、
何かと着くずれを防ぐために、さっと紐を広げたりできるよう、
下準備が大事!とのこと。なるほどー。

あとは、浴衣の部位の名称も教えてもらいながら。
「みやつ口から手を入れて〜」のみやつ口とは、背中心とはなにか。

何だか半分英語を習っているような気分で、新しい単語にふれ、新鮮。

そして、浴衣はこれまで帯をする以外、自分で着られると思っていたのに、
きちんと習ってみると、できていないことがほとんど。
おはしょりの作り方とか、そうだったのー?と目からウロコなことばかり。

知らなかった世界を垣間見て、知的好奇心が刺激されまくり!
とりあえず、ひとりで浴衣が畳めるようになりました。
(今まではクリーニング屋さんにお任せ)

夏までにさらに上達させていきたいなぁ。

そして、新しい浴衣も欲しいなぁなんて思い始めたとき、
2人から「今度、浴衣のおあつらえ会があるよ」と教えてもらいました。
なんてタイムリー。



「西村兄妹キモノ店」さんで、
2013年の新作浴衣と、お手頃な夏のキモノ・夏オビのお誂えが
なんと、31,500円〜!


開催は今週木曜日から。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
と き:5月23日(木)・24日(金)・25日(土)・26日(日) 10:00〜18:00
ところ:京都 西村兄妹キモノ店
住所:京都市上京区上長者町通室町西入ル(元土御門町529)
電話:075-417-6886
【アクセス】地下鉄丸太町駅・今出川駅より徒歩10分

お越しの際はご一報下されば幸いです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

詳細はブログをご確認ください。

ことり会でも、3人で伺おうかと計画をたてているところです(*^-^)
興味のある方はぜひ♪



本の選び方

一週間が早い!
がっつりひいていた風邪を土日で治した椿屋です。

ガッコーばっかり行ってると、そうそう京都らしいネタもありません(笑)
ブログで何を書こうか頭を悩ませていると、小春さんから
ことり会だよりで連載している「本の匂ひ」の選定基準とかどう?と
助け舟を出してもらって、そりゃいいや、そうしよう。と決めたにも関わらず
そんな大層な基準があるわけちゃうしなぁ…と悶々としてました。

「本の匂ひ」という連載タイトルは、椿屋ブログのカテゴリからそのまま。
物質的な紙の匂いはもちろんですが、
本を読んでいる最中や、読後の余韻などには
そこはかとない「匂い」があると思っているのです。
本の魅力は漂い、纏う、さまざまな「匂い」にあるだろう、と。

そして、ことり会は京都の素晴らしさを再確認する集いなので
ことり会だよりでの発信も京都に限定しておきたいところ。
なので、選ぶ本も京都に所縁のあるものだけにしています。



まあ、写真は1階玄関のほんの一画ですが(笑)
こういった蔵書と記憶の中から相応しい一冊を選び出して
ざっと再読した上で、原稿を執筆しているのです。

また、連載ということを意識して、特集との関連性も考えつつ
マンガ、小説という形式はもちろん、ジャンルバランスを考慮。
できるだけ偏りがないように、作者の性別や年齢なども考えて
ひとりでも多くの人に「お?読んでみよかな」と思ってもらえる
椿屋らしいラインナップを心がけているというわけ。
どんなに頑張っても世間に溢れている本を網羅することはできないので
そこはそれ、どうしても個人の趣味志向が入り込んできますが。

先日のことり会議で、辻ヒロミ嬢が「いま、○○○○の本読んでます!」と。
※○○○○には作家名が入りますが、vol.4で紹介しているものなのでここでは伏せておきます(笑)
ことり会のふたりとフィールドの乙女たちは、発行前に原稿読みますからね。
vol.3で取り上げた「おはようおかえり」(4月12日に最終5巻が発売)も貸したり。
今回ピックアップしている本は、彼女にとって初ジャンルだったと聞いて、しめしめ。
自分の文章がきっかけで、新しい世界に出合ってもらえるのはうれしいことです。
読者の方から、「路地恋話」買いました!ってご連絡いただいたことも♪

これからも皆さまにとって、連載「本の匂ひ」が
新たな世界に足を踏み入れる後押しになれば幸いです。

都をどりの話
本日5月6日はG.W最後の休日。
皆様いかがお過ごしでしょうかー♪

今回のブログ担当はです。

先週4月30日に千秋楽を迎えた「都をどり」。
先日25日に観に行ってきました!

なので本日は「都をどり」の衣装について、
私のおすすめなども交えながらお話しようと思います。



今年も4月1日〜30日までの一ヶ月間、
祇園甲部歌舞練場で行われました「都をどり」は
五花街のひとつである祇園甲部による舞踊公演。

あのぴん、と張りつめた心地よい緊張の中、
四季の移ろいと共に繰り広げられる芸妓さん、舞妓さんの一糸乱れぬ舞姿は、
まるで絵巻の世界の中にいるような非日常の世界に連れていってくれます。

「都をどり」といえば、
やはり印象的なのはあの「総をどり」の青い衣装。

私はいつも、まずはじめにお茶席会場入り口入ってすぐのところに展示されている
今年の衣装をじっくり見ます。

なぜなら総をどりの衣装は毎年、その年のをどりのために誂えられているからです。
胸元から袖上部にかけてのしだれ桜の意匠は同じですが、
袖の下部分と裾の模様は毎年変えらており、地色の青も年によって
色調を微妙に変えてあるのだそうです。




↑今年の総をどり衣装「春秋花傘」。
花傘は昔話では雨や雪から登場人物を守る役回りの「傘」を図案化したもの。
その花傘に、縁起の良い宝づくしをつなげてあります。








↑昨年2012年の総をどり衣装「宝船に四季草花」。
この年は震災からの復興を願って、荒波を乗り越て立ち向かう宝舟が
描かれてありました。帯はこの年の演目の題材である「平家物語」
にちなんだ文様が織られています。



このように、その年々の思いを込め
職人さんが半年がかりで染め上げ、織り上げる衣装を纏い、
凛とした表情で舞台に上がる舞妓さんたち。

あの鮮やかな青が、白塗りのお顔から浮かびあがる
ほのかな紅色を美しく引き立てます。

衣装そのものもそうですが、様々な色の着物の舞妓さん達が登場する場面などは
どの色も美しく見えるよう、すごく考えられた配置やなあと感じたり、
舞台の上には色の勉強になる事が毎回沢山あります。

そんな私みたいに、芸舞妓さんの衣装や髪型が気になる方がいらっしゃいましたら
是非ともお薦めしたいのが、会場内で売られているパンフレットです☆



以前、自身のブログでも書いたことがありますが、
こちらのパンフレット、その年々の演目の内容や
舞妓さんや芸妓さんの事がとても分かりやすく載っていたり、
写真のカラーページも多くて見応えがあります。
これで600円はお得!

観に行った時は必ず買っているのですが、
最近もっと昔のパンフレットにも興味が・・・。
よし、これは夏の古本まつりで探すしかないな。うん。


ことり会ではちょうど一年前に皆で
宮川町の「京おどり」(今年は4月6日から21日まで)
を観に行きました。その絵日記は→コチラ

五花街のおどりは他に
4月15日から25日にかけて上七軒歌舞練場で行われる上七軒の「北野をどり」
5月1日から24日にかけて先斗町歌舞練場で行われる先斗町の「鴨川をどり」
があります。

それぞれの街で生きる女性たちの、その街の香りの中で磨き上げられた
美の「今」を見る事ができる生の舞台。

これからも沢山観に行きたいと思います★